世界的な人気の高まりによってネットカジノやオンラインカジノの総数は増え続けています。
その中には残念ながら不正なイカサマ行為や勝利金の未払いといったトラブルを引き起こす質の低いネットカジノも紛れていることがあるため注意が必要になります。
このうち未払いなどの問題については経営の安定している大手ネットカジノを選ぶことで、ある程度は安心することができます。
対してソフトウェアによるイカサマは素人には判断が難しく、大手のネットカジノであっても不正なプログラムが混入する可能性は捨てきれません。
そのためイカサマのないネットカジノを選ぶにはカジノ運営会社だけでなくソフトウェアを開発するプロバイダの信頼性も見ておく必要があります。
ここではイカサマの不安なしに安全に遊べるネットカジノを選ぶためのポイントについて解説していきましょう。
公式ライセンスを取得しているか確認する
ネットカジノの運営はカジノビジネスが合法的に許可されている国や地域を本拠地とする企業が担当しています。
しかし、その全てが公式に発行されたライセンスを得ているわけではない点には気をつけましょう。
カジノビジネスを公式に行うには、たとえカジノが合法の国といえども政府や審査機関による厳しい審査を突破する必要があります。
特にカジノビジネスに本腰を入れている政府であるほどブランドイメージを守るためにも悪質な企業にライセンスを発行することはありません。
そのためカジノで有名な国や地域のライセンスを持っている企業であれば、ネットカジノ運営に関しても一定以上の信頼性があると判断できます。
特にライセンスの取得が難しく、それゆえにライセンスの信頼性が高いとされる国や地域にはイギリス本国・マルタ共和国・マン島・イギリス領ジブラルタルなどが挙げられます。
これらの国と地域はリアルの観光業も含めてカジノビジネスが生命線となっていますから、ライセンスの審査も極めて厳格に行われています。
たとえばジブラルタルのGDPの15%はすでにオンラインのカジノビジネスが占めているともいわれており、これらのライセンス発行国はネットカジノ市場を主導する存在ともなっています。
そういったオンラインでのカジノビジネスを牽引する国々のライセンスを取得しているネットカジノであれば、その時点で一流と判断して大丈夫でしょう。
第三者機関の審査を受けたソフトウェアプロバイダ
ネットカジノの運営会社がどんなに厳しい審査をクリアしていたとしても、実際にそこでプレイできるソフトウェアに不正なイカサマプログラムが混じっていてはどうにもなりません。
そこで重要になってくるのがゲームソフトを提供しているソフトウェアプロバイダの信頼性です。
大手ソフトウェアプロバイダは業界の指針に従って第三者機関からのプログラムの審査を受けており、この審査にパスしないと実際にネットカジノに提供されることはありません。
過去にはカジノ側がソフトウェアに手を加えてイカサマを行なった事例がありましたが、第三者機関によるプログラムの審査はそういった介入も防ぐ役割を持っています。
審査を経たソフトウェアはRTPという数値が公表されます。
RTPとは簡単にいえばそのゲームが持つ利益還元率や勝敗の期待値を示す数値です。
公表されているRTPと実際の勝率を比較すれば、イカサマが行われているのかどうかは一目瞭然となります。
RTPはビデオスロットなどの攻略ヒントとしても非常に重要な数値となってくるため、イカサマ防止の観点に限らず勝率を上げるためにも厳正な審査を経たソフトウェアを使うべきでしょう。
現在は大手ネットカジノほどイカサマ追放に熱心になっている
過去に一部のネットカジノがイカサマを行なった事例は確かに存在します。
しかし現在では大手ネットカジノほどイカサマ行為には否定的になっています。
というのもオンラインでのカジノビジネスがここ数年で爆発的に成長を遂げたため、客一人当たりの単価を追求するよりもより多くの客を集客することの方が遥かに大事になったからです。
運営側が仕込むイカサマというのは少ない客からなるべく多くのお金を搾り取ろうと発想する際に引き起こされます。
現在は黙っていても客の方が世界中から集まってくるわけですから、イカサマを仕込むリスクを取る必然性がまったくありません。
そしてネットカジノの安全性と高還元率をアピールして更に客数を伸ばすためには、客側の公平さも保つ必要があります。
そのため大手のネットカジノは客側が行うイカサマ行為に関しても熱心に取り締まっています。
以上のことから大手のネットカジノからはあらゆるイカサマ行為は追放されつつあるといっていいでしょう。
ただし、まだ一部のネットカジノにはアングラな要素があることも事実です。
ネットカジノを選ぶ際には必ずその信頼性を確かめることを忘れないようにしましょう。